営業の概要

当社グループを取り巻く事業環境は、当社の主力製品が関連するスマートフォン市場において、液晶パネル関連需要の減速と、有機ELパネルへの代替といった環境変化により引き続き厳しい状況で推移いたしました。
このような環境下において、当社グループは、特定市場への依存偏重から成長分野へ、また、受託加工専業から表面加工ソリューション業への事業領域拡張を図るとともに、経営体質のさらなる強化に取り組んでまいりました。
これまで主力としてきたスマートフォン向けに加え、自動車向けにフラットパネルディスプレイ用基板やその他製品の販売活動を積極的に実施したことや、表面加工ソリューションとして成膜加工に関する生産ラインの構築から技術指導までを請け負う取引を実現させたことなどにより、売上高は63億6百万円(前期比15.7%増)となりました。

損益につきましては、経営体質強化として前期に実施した転進支援制度や固定資産の減損処理により固定費が圧縮されたことや、エネルギー費など製造原価の削減に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により出張旅費などの経費が減少したことから、営業損失は89百万円(前期は12億6百万円の営業損失)、経常損失は17百万円(前期は11億59百万円の経常損失)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は、固定資産の減損損失6億83百万円を計上したことなどにより、7億1百万円(前期は35億11百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

フラットパネルディスプレイ用基板

液晶パネル用帯電防止膜やタッチパネル用透明導電膜は、自動車向けはメーターパネルやその他表示器機のフラットパネル化が進んでいることから受注は堅調に推移いたしました。スマートフォン向けは、第3四半期に米国スマートフォンメーカー向けで受注増加があったものの、全体としては液晶パネル関連需要の減速や米中対立による中国スマートフォンメーカーの生産減少の影響を受けるなど厳しい状況で推移いたしました。この結果、売上高は31億2百万円(前期比8.8%増)となりました。

その他

カバーパネル向け反射防止・防汚膜は引き続き自動車向けを中心に堅調に推移いたしました。また、その他の薄膜製品についても多種多様な製品向けに販売活動に取り組むとともに、当連結会計年度においては、初めて表面加工ソリューション取引を実現いたしました。
この結果、売上高は32億3百万円(前期比23.4%増)となりました。

構成比