視界を確保しながら防曇・凍結防止・融雪

透明ヒーター(デフロスター)

曇りや着雪・凍結を防ぐ『透明ヒーター』で、映像を映し出すカメラや窓ガラスなど、透明性が求められる場所の視界を確保

概要

ジオマテックの薄膜技術とノウハウを活用した『透明ヒーター』は、映像を映し出すカメラや窓ガラスのように、透明性が求められる場所の曇りや着雪・凍結の防止、保温などの用途に最適です。

  • Point1着雪や曇り知らずで、視界をキープ
  • Point2透明な面全体を、ムラなく一定の温度に保てる
  • Point3透過率は最高で98%超1)、クリアな視界を
  • Point4平面はもちろん曲面や半球面など、多様な形状に対応
  • Point5最高350℃2)の発熱など、カスタマイズ自由度が高い

1)基板材料に無アルカリガラスを用いて、ヒーター成膜後に基板両面へ反射防止膜をコーティングした場合(波長550nm)

2)基板材料に石英ガラスを用いた場合

ビフォア・アフター

同じ環境で『透明ヒーター』を用いたもの、何も適用していないものを比較した動画です。明らかな相違と確かな性能をご覧ください。

面全体をムラなく温め、視界不良を解消

左側は通常のガラス、右側は『透明ヒーター』を適用かつ電源をONにしたガラス。両者にアイロンの蒸気を吹きかけて、曇り・結露の付き方を比較した動画です。『透明ヒーター』を適用したガラスは、曇りにくく、結露を防ぎ、クリアな視界を確保し続けました。

特長・強み

Point1 着雪や曇り知らずで、視界をキープ

透明ヒーターなら、映像を映し出すカメラや電車の窓ガラスなどの透明な部位に適用でき、着雪や霜付き、結露や曇りの防止に効果的。良好な視界をキープします。

  • 透明ヒーターONから、数十秒で視界がクリアに

Point2 透明な面全体を、ムラなく一定の温度に保てる

面全体を均質に温めることができるので、透明性が求められる場所の視界確保に最適なほか、顕微鏡の加熱ステージに用いるなど、医療・バイオの観察実験にも応用できます。

  • 熱線ヒーターの場合:線状に発熱し、温度にムラが
  • 透明ヒーターの場合:面全体が均質に発熱

Point3 透過率は最高で98%超1)、クリアな視界を

ガラスなど透明な面全体に適用可能で、透明性が必要な環境や場所に最適。ディスプレイ・タッチパネル向けの透明導電膜・ITO膜などで、高度な透明化技術をリードしてきたジオマテックの知見を活かして、高い透過率を実現できます。

  • ガラスのみ:透過率92%
  • ガラス+透明ヒーター:透過率89%
  • ガラス+透明ヒーター+反射防止膜(両面):透過率98%

波長550 nmの場合

Point4 平面はもちろん曲面や半球面など、多様な形状に対応

材質はガラスやポリカーボネートなどの透明樹脂に対応し、平面はもちろん曲面・半球面、円筒状の外面・内面のほか、ジオマテックなら特殊な形状も相談可能。多様なニーズにお応えします。

  • 透明ヒーターを半球面状のカバーに適用した例
  • サーモグラフィー画像:半球面が均質に発熱している

Point5 最高350℃2)の発熱など、カスタマイズ自由度が高い

電源・使用環境・発熱量・発熱箇所などに応じた仕様調整や、電極・リード線付け端仕上げや絶縁処理まで、さまざまなカスタマイズの要望にお応えします。さらに、撥水や親水など、ほかの高機能薄膜と組み合わせも可能です。

構造・仕組み

透明なのに、電気が通って発熱する

ガラスなどの基板材料上に、ジオマテックが得意とする透明導電膜・ITO膜を形成し、金属電極を取り付けて通電すると、「透明なのに、電気が通って発熱する」特別な材料に仕上がります。

図:板状の基板材料に透明ヒーターを形成した場合のイメージ

活用事例

曇りや結露、着雪・凍結などを防ぎ、クリアな視界を保つ

監視カメラ、観測カメラ

寒冷地で使用される監視カメラの着雪や霜付き、結露や曇りの防止など、定点観測する機器の安定稼働に寄与します。

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信号機

降雪地帯で信号機に『透明ヒーター』を適用し、冬季の着雪・霜付き・凍結を防止することで、道路や鉄道の交通秩序と安全を支えます。

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道路視線誘導灯

豪雪地帯の道路の位置を、しっかりわかりやすく運転者へ伝えます。

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車載カメラ・センサー

車載カメラや光学センサーの曇りや結露、着雪や霜付きを防止。雨の日も雪の日も、安全運転支援機能の正常な動作を支えます。

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ヘッドランプ/フォグランプ/リアランプ

降雪地帯での冬季の走行などで、自動車のヘッドランプの着雪や霜付きを防止することで、安全・安心な運転に寄与します。

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電車・鉄道車両の窓

割れに強いポリカーボネート素材を降雪地帯の列車窓に利用し、『透明ヒーター』を適用すると、融雪・結露防止によって視界不良を低減。加えて、氷柱と衝突時の破損も防ぎ、鉄道の安全に貢献します。

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窓ガラスに適用することで、外気との温度差で生じる結露や曇りを防止。クリアな視界を確保するほか、湿気によるカビの繁殖の防止にも寄与します。

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顕微鏡の加熱ステージ

加熱ステージのガラスに、『透明ヒーター』と温度センサーを併せて形成することで、加熱時の温度調節を可能に。指定の温度で加熱しながら観察できるため、医療・バイオの実験に適しています。

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仕様・データ

透明ヒーター(防曇用) 作製例

透過率 82%程度(波長 550 nm時)
上昇温度(Δt) 30℃
基板サイズ 100 x 100 mm
(発熱エリア98 x 88 mm)
基材 フロートガラス
厚み 1.1 mm
消費電力 7W (使用電圧24V)

※ 最大基板サイズ:幅 600 mm × 長さ 1500 mm

留意事項

お問い合わせの前にお読みください

  • 事故を防ぐために、取り扱いには十分ご注意ください。
  • 上昇温度を超えて過熱しないように設計していますが、温度を制御したり昇温時間をコントロールしたりするためには、サーモスタットや温度センサーとサイリスタなどの温度調節器をご用意ください。
  • 製品への取り付けは、お客さまの責任でお願いしています。あらかじめご了承ください。
  • 当社の透明ヒーターには、自己温度制御の機能(PTC特性)はありません。
  • 当社では、法人のお客さま向け量産を前提とした、試作用の透明ヒーターの製作を承ります。
  • 当社の透明ヒーターは、お客さまの要望に合致するよう、100%カスタマイズ製品を提供しています。
  • お見積を提供するためには、用途、目的、使用環境などの条件に合わせて、仕様検討とラフデザインを行い、注文数量から全体にかかるコストを試算します。また、これらの条件をもとに当社の技術者が、技術的な実現性を判断します。そのため、「透明ヒーター」に関するお問い合わせに際しては、以下の情報をお問い合わせフォームにご記入ください。
    1. a.基板の材質 (フロートガラス、 パイレックスなど耐熱ガラス、 PETなど)
    2. b.基板の形状やサイズ (幅、長さ、厚さなど)
    3. c.試作時の数量、量産時の数量
    4. d.ターゲット予算(費用要素:成膜、基材調達の有無、輸送費の有無)
    5. e.想定納期
    6. f.想定量産開始時期
    7. g.用途、使用目的( 防曇/融雪/面を高温にするなど )
    8. h.透過率
    9. i.希望上昇温度 または 消費電力
    10. j.使用電圧
  • 設計図のご用意がある場合は、フォームからお問い合わせ後にメールでお送りください。その際には、お手数ですが設計図があることを明記ください。

お客さまのご協力とご理解に感謝いたします。

お取引の主な流れ

お客さまがお持ちの基板材料への薄膜形成をご依頼いたただく場合

お客さまがお持ちの基板材料への薄膜形成(薄膜コーティング)をご依頼いただく場合の流れの例です。
1点ものの試作から大量生産まで、高品質・高性能な薄膜形成は、ジオマテックにお任せください。

  • Step1お問い合わせ

    当社の製品・ソリューションの詳細に関するお問い合わせはもちろん、お客さまの目的やアイディア、ご希望の注文数や仕様、納期や予算、お届け先など、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • Step2ヒアリング・技術打ち合わせ

    お客さまのご要望の詳細をお伺いしたうえで、お客さまの目的の達成に向けた最適なプランをご提案。ジオマテックの技術者からの提案はもちろん、必要に応じてさまざまなメーカーと協業し、お客さまにご満足いただける製品づくりをサポートします。

  • Step3お見積もり

    ヒアリング・技術打ち合わせで決定した仕様に基づき、お見積もりさせていただきます。
    なお、お客さまからお伺いした製品の用途、お客さまの個人情報などの秘密情報につきましては、情報セキュリティに配慮したうえで厳重に管理いたします。

  • Step4試作品・サンプル作製

    必要に応じて試作品・サンプルを作製いたします。
    なお、将来的に量産を見据えている場合、試作時も量産時の装置を使用して加工できるので、量産移行後もスムーズに試作時と同様の製品特性を得ることができます。

  • Step5薄膜形成(薄膜コーティング)

    お客さまからお預かりした大切な製品(基板材料)への薄膜形成を、クラス100~1000(Fed.Std.209D)のクリーンルーム内で、高品質かつ安定的に生産・加工します。

  • Step6品質検査・出荷準備

    お客さまにご提供する全ての製品に対し品質検査を行い、厳重に梱包のうえ出荷します。
    ジオマテックは、QMS(ISO9001:品質マネジメントシステム)を取得しており、高品質な製品の安定供給の維持に努めております。

  • Step7納品

    お客さまのご指定の日、場所及び方法でしっかりお届けします。

    上記の流れ以外の対応や、お客さまの拠点内でのインハウス対応などのご相談も柔軟に承ります。

薄膜形成に加え、基板材料の調達・加工などの前後工程もご依頼いただく場合

基板材料の調達・加工など、薄膜形成の前後工程もご依頼いただく場合の流れの例です。
光学設計や材料調達、製造、貼り合わせまでを、ジオマテックが一括でコントロールいたします。

  • Step1お問い合わせ

    当社の製品・ソリューションの詳細に関するお問い合わせはもちろん、お客さまの目的やアイディア、ご希望の注文数や仕様、納期や予算、お届け先など、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • Step2ヒアリング・技術打ち合わせ

    お客さまのご要望の詳細をお伺いしたうえで、お客さまの目的の達成に向けた最適なプランをご提案。ジオマテックの技術者からの提案はもちろん、必要に応じてさまざまなメーカーと協業し、お客さまにご満足いただける製品づくりをサポートします。

  • Step3お見積もり

    ヒアリング・技術打ち合わせで決定した仕様に基づき、お見積もりさせていただきます。
    なお、お客さまからお伺いした製品の用途、お客さまの個人情報などの秘密情報につきましては、情報セキュリティに配慮したうえで厳重に管理いたします。

  • Step4試作品・サンプル作製

    必要に応じて試作品・サンプルを作製いたします。
    なお、将来的に量産を見据えている場合、試作時も量産時の装置を使用して加工できるので、量産移行後もスムーズに試作時と同様の製品特性を得ることができます。

  • Step5基板材料の調達

    ガラスやフィルムなどの基板材料を、ジオマテックが長年培った信頼のサプライチェーンより調達します。

  • Step6薄膜形成(薄膜コーティング)

    基板材料へ防指紋(AF)加工など、お客さまの製品に必要な機能を実現するための高機能薄膜の形成を行います。
    クラス100~1000(Fed.Std.209D)のクリーンルーム内で、高品質かつ安定的な生産が可能です。

  • Step7加工

    ガラスの外形切断や薄膜パターニング、額縁印刷などの薄膜形成の後工程の作業も承ります。

  • Step8品質検査・出荷準備

    お客さまにご提供する全ての製品に対し品質検査を行い、厳重に梱包のうえ出荷します。
    ジオマテックは、QMS(ISO9001:品質マネジメントシステム)を取得しており、高品質な製品の安定供給の維持に努めております。

  • Step9納品

    お客さまのご指定の日、場所及び方法でしっかりお届けします。

    上記の流れ以外の対応や、お客さまの拠点内でのインハウス対応などのご相談も柔軟に承ります。

お問い合わせ・資料請求

さらに詳しい情報は、お気軽にお問い合わせください。

  • 詳細な仕様・データ
  • 価格・見積
  • 納期確認
  • カスタマイズ
  • サンプル・試作
  • その他
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